佐喜眞美術館

Sakima Art Museum

開催中の展覧会

佐喜眞美術館収蔵品展 ※常設展示 丸木位里・丸木俊「沖縄戦の図」

会期=2017年9月28日(木)〜2018年1月末
展示作家:草間彌生、ジョルジュ・ルオー、ケーテ・コルヴィッツ、浜田知明

【内容】
佐喜眞美術館コレクションよりリクエストの多い草間彌生、ジョルジュ・ルオー、ケーテ・コルヴィッツ、浜田知明の作品を58点展示しています。
草間彌生はスクリーンプリントとリトグラフ9点、ジョルジュ・ルオーは銅版画集《ミセレーレ》を中心に16点、ケーテ・コルヴィッツは連作《農民戦争》全7点を中心にブロンズ「ピエタ」を含めた15点、浜田知明は代表作「初年兵哀歌」など18点です。
戦争・人間・いのちと死。
人間の根源的な問題を表現する作品は、時代を超えて私たちに生きる意味を鋭く問い続けます。ぜひご覧ください。

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草間彌生「ドレス」(1982年)

草間彌生(1929〜)

日本の前衛芸術家。1929年、長野県松本市生まれ。
水玉や網模様をモチーフにした作品で世界的に知られ、絵画や立体作品、インスタレーション(展示空間全体で表現する芸術)、小説、詩、ファッションデザインなど幅広い分野で活躍。受賞歴は多数。2003年フランス芸術文化勲章・オフィシエ章受賞、06年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)を受賞、09年には文化功労者。

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ジョルジュ・ルオー ミセレーレNo.54《死者よ起て!》(1927年)

ジョルジュ・ルオー(1871〜1958)

フランス・パリに生まれる。20世紀フランスを代表する画家。太い線と深みのある色彩を駆使し、深い信仰から生み出されたキリストを主題にした作品群が特に有名。1912年の父の死を契機に『ミセレーレ』(ラテン語「神よ憐れみたまえ」)の制作を構想。身近で経験した第1次世界大戦への怒りと悲しみの連作として27年に完成した『ミセレーレ』(版画集の刊行は48年)は、ルオーの思想のなかで重要な位置を占めている。

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ケーテ・コルヴィッツ「自画像」(1934年)

ケーテ・コルヴィッツ(1867〜1945)

版画家、彫刻家。旧ドイツ領のケーニヒスベルク(現ロシアのカリニングラード)に生まれる。13歳のときから美術を学びゾラ、イプセンの作品に出遭い、社会主義運動とフェミニズム運動に関心を抱く。1891年、産業医の医師のカール・コルヴィッツと結婚。1933年にナチ党が政権を奪取、以後コルヴィッツはさまざまな圧迫を受け、「退廃芸術」の烙印を押されて芸術アカデミーからも追放。1914年に第一次大戦で次男ペーターを、1942年には第二次大戦では従軍した孫のペーターが戦死。ヒトラー自殺のわずか8日前の1945年4月22日、77歳で死去。

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浜田知明「初年兵哀歌(歩哨)」(1954年)

浜田知明(1917〜)

版画家、彫刻家。熊本県生まれ。1939年東京美術学校卒業後、第二次世界大戦終了まで、下級兵士として兵役につく。戦後、駒井哲郎・関野準一郎に銅版画法を学び、56年のルガノ国際版画展出品の『初年兵哀歌(歩哨』が受賞し、これに続く兵隊シリーズで、戦争体験を原点とした社会派版画に独自の孤高の地位を築く。その後、彫刻も始める。今年100歳を迎える現在も制作を続けている。93年大英博物館日本館「浜田知明展」、96年東京・小田急美術館で「浜田知明の全容展、2010年神奈川県立近代美術館 葉山館で「版画と彫刻による哀しみとユーモア 浜田知明の世界展」、15年熊本県立美術館「戦後70年記念 浜田知明のすべて」。1989年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章受章。